• TOP
  • >
  • 清掃活動
  • >
  • 第1回清掃活動

古川池愛護会 活動内容

第1回古川池(徳定川)清掃活動

 古川池(徳定川)の環境整備を強く推し進めるべく行動を起こそうと、地元住民と大学が協同連携して『古川池(徳定川)愛護会』を発足しました。
 昨年秋、平成12年から年2回行っている、日本大学工学部土木工学科水環境系、地盤系研究室主体の清掃活動に初めて地元住民も参加し、大学と協働で美化清掃活動を行いました。そして『古川池(徳定川)愛護会』結成後の活動第一弾として平成27年5月23日に古川池(徳定川)清掃が行われました。
 今回の清掃活動には、神明下、下河原、金屋第一、金屋第二町内会の地元住民の方々、日本大学工学部の学生、教職員、卒業生、そして品川萬里郡山市長、郡山市職員の方、総勢約160名が参加しました。
 今回の幹事を務めるのは仙頭紀明准教授。進行役は中野和典教授が務めました。
 まず開催にあたり、この活動の発起人である中村玄正名誉教授が「自然環境が健全であれば、人間の生活の健全も保障されます。力を合わせて守っていきましょう」と激励しました。
 古川池(徳定川)愛護会会長の高橋晋也氏が「汚れてしまった古川池をきれいにするのは、行政だけでなく私たち住民も取り組まなければならない課題です。工学部が続けてきた取り組みに私たちも参加し、その第一歩を踏み出しましょう」と挨拶しました。土木工学科卒業生を代表して池上浩喜氏が「皆さんとの触れ合いを楽しみながら、活動を進めていきたいと思います」と挨拶しました。
そして高橋迪夫名誉教授が「16年前に始まった活動の輪がこのように広がったことを大変嬉しく思い ます。皆さんとともに楽しく清掃していきましょう」と開催宣言をしました。
 先生方、学生と卒業生の皆さんは、住宅地を流れる用水路から徳定川上流部とキャンパス(日大工学部・日大東北高校)内を手分けして作業をしました。胴長隊はよどんだ水路に飛び込んで、流れとは逆方向に進みながらゴミを拾っていきます。キャンパス内を清掃していると3匹の鯉を発見!鯉は餌さえあれば汚い水にも適応できるので、徳定川の水質はどうなのかと気になるところです。
徳定川下流域にある古川池(第一池から第四池)は、中野研究室の学生達と各町内会の住民の方々が手分けして清掃を行っていきました。学生達は胴長を着て、茂みをかき分け果敢にゴミを回収していました。
 

  第1回清掃活動 集合写真 (日大工学部提供) 品川市長ご挨拶(日大工学部提供) 中村先生(日大工学部提供) 池上氏(日大工学部提供) 仙頭先生(左)と中野先生(右)(日大工学部提供) 髙橋先生(日大工学部提供) 髙橋氏(日大工学部提供) 用水路清掃(日大工学部提供) キャンパス内清掃(日大工学部提供) 3匹の鯉(日大工学部提供) 手分けしてゴミ拾い 回収した粗大ごみ 回収した大量のゴミ 除草作業 とん汁のふるまい(日大工学部提供)
 
 今回はゴミ回収に加え、第一池から第四池の堤防周辺の除草作業も行いました。今回も前回同様、大量のゴミと不法投棄と見られるタイヤや電化製品など粗大ゴミも多数回収しました。
 清掃作業をしているとそこへ品川郡山市長が駆けつけて下さいました。トラックいっぱいのゴミの山を見ると、皆さんの奮闘ぶりに厚い労いのお言葉を掛けて下さいました。「魚が泳ぐくらいきれいな古川池になるよう、愛護会の輪を広げて下さい」と盛り上げて頂きました。
 作業終了後、町内会のご婦人の方々が腕を奮った豚汁が参加者に振る舞われました。お互いを労いながら豚汁をいただいき、地元住民の方々と学生の皆さんの交流が深まりました。
 品川市長は「こうした取り組みを大学が主導的に行っていることは、大変素晴らしいと思います。徳定川の水環境問題は、行政としてもなんとかしなければならない課題。このように住民の方が、できることから自主的にやろうと動いてくれることは大変ありがたい。大学と市民のコラボレーションのひとつの形として、まちづくりのモデルになって欲しいと願っています」と期待を寄せていました。